優劣激しいオレンジたち。 不揃いの枠にすら入れずに ただただ芳香をまき散らしています。 剥いでみないと判別は不可能です。 けれど、あなたは違う。 一つ一つに微笑みかけるあなたの瞳。 しかしながらその奥には、 何かを探るメタリック色がちらっと鋭く光っていました。 何とも容易に総て見通せるあなた。 でもあなたは優しすぎるから 柔らかな笑みを崩さずに、 好き嫌いなく端から握り潰していきました。 それからというもの、 [あなたの温かな手が私の顎を優しく圧迫してくれる]… そんな密やかな妄想とともに 平らな日々をやり過ごしてきました。 そして今また、昨日と大差ない今日を見届けるときを、 無事に迎えようとしています。 部屋には、むせかえるようなオレンジのアロマオイル… |
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